コミュニケーション障害とは?症状・種類・原因と仕事での対策をわかりやすく解説
- コミュニケーション障害とは?
- 一般的に使われる「コミュ障」の意味
- 医学的な「コミュニケーション障害(社会的コミュニケーション症)」の定義
- もしかしてコミュニケーション障害?仕事での困りごと
- 会議で頭が真っ白になる・言葉が詰まる
- 報連相で要点がまとまらず、伝わりにくい
- 雑談や会食で気疲れしやすい
- 緊張すると返答に時間がかかる
- 相手の反応が気になって言い切れず、言葉が止まる
- 曖昧な指示の意図を汲み取るのが難しい
- 電話やその場の対応が負担になりやすい
- 医学的に分類されるコミュニケーション障害の主な5つの種類
- 言語症(言語障害)
- 語音症(構音障害)
- 小児期発症流暢症(吃音)
- 社会的(語用論的)コミュニケーション症
- 特定不能のコミュニケーション症
- コミュニケーション障害と発達障害の関係
- ASD(自閉スペクトラム症)との関係
- ADHD(注意欠如多動症)との関係
- SLD(限局性学習症)との関係
- コミュニケーションに困りごとを感じるその他の障害
- うつ病・適応障害
- 社交不安症(社交不安障害)
- 聴覚情報処理障害
- コミュニケーション障害の原因は?
- 仕事でのコミュニケーションの困りごと対策
- 「PREP法」を意識して結論から伝える
- 報連相はテンプレで対応する
- 指示は「期限・優先度・完成形」を確認する
- 認識ズレを防ぐために「要点を復唱」する
- 会議前に「要点メモ・想定質問」準備をする
- 雑談の型を用意する
- 自分だけの対処で限界だと感じたら…
- まずは上司に相談する
- 病院に受診するのも1つの選択
- コミュニケーション障害は何科に相談すればいいの?
- 心療内科?精神科?
- 診断の流れ
- 主な治療法
- コミュニケーションでの仕事の困りごとについて相談できる支援
- 病院
- 自治体の窓口
- 就労移行支援
- 就労移行支援manaby(マナビー)について
- コミュニケーション障害に関するよくある質問
- コミュニケーション障害とは何ですか?「コミュ障」とは違いますか?
- 大人になってからコミュニケーション障害が分かることはありますか?
- 発達障害とコミュニケーション障害はどう違いますか?
- コミュニケーション障害は何科に相談すればいいですか?
- 仕事で困る場合、職場に伝えるべきですか?
- コミュニケーション障害かもと思ったら、まずは職場でできる小さな対策から始めよう
「言いたいことがうまく伝えられない」「会話の途中で言葉に詰まってしまう」
仕事や日常生活の中で、このように感じることはありませんか?
こうした経験は決して珍しいことではなく、社会的なコミュニケーションが難しい状態として「コミュニケーション障害」と呼ばれることがあります。
この記事ではコミュニケーション障害の症状や種類、原因をわかりやすく整理し、職場での具体的な対策や相談先について解説します。
コミュニケーション障害とは?
- 「コミュニケーション障害」には、俗語としての「コミュ障」と医学的な障害の2つの意味がある
- 一般的な「コミュ障」は、人付き合いや会話が苦手な状態を指すネットスラングとして使われることが多い
- 医学的なコミュニケーション障害は、DSM-5で「神経発達症群」の一つとして定義されている
- 社会的コミュニケーション症では、場面に応じた言葉の使い分けや、相手の意図を読み取ることに困難が生じやすい
「コミュニケーション障害」という言葉には、日常会話で使われる俗語としての意味と、医学的に定義された障害としての意味の2つがあります。
同じ言葉でも指している内容は大きく違うため、まずは整理して理解しておきましょう。
一般的に使われる「コミュ障」の意味
一般的によく使われる「コミュ障」とは、「コミュニケーション障害」を略したネットスラングです。
医学的な診断名ではなく、「人と話すのが苦手」「対人関係がうまくいかない」といった状態を指して使われることが多い言葉です。
インターネットを中心に広まり、今では日常的に使われることも増えています。
「コミュ障」と呼ばれる人には、いくつかのタイプがありますが、よく見られるのは次の2つです。
まず、内向的・緊張型。
初対面の人や大勢の場が苦手で、緊張して言葉が出にくくなるタイプです。飲み会や会議で思うように発言ができなかったり、会話のきっかけがつかめず沈黙してしまったりするケースが当てはまります。
もうひとつは、一方的・自己主張強め型です。
こちらは話すこと自体は苦手ではないものの、相手の反応や空気をあまり気にせず話し続けてしまうタイプです。会話のキャッチボールがかみ合わず、結果として人間関係にズレが生じやすくなります。
こうした特徴は、あくまで性格や傾向として語られることが多く、医師の診断が必要な「障害」とは区別されます。
医学的な「コミュニケーション障害(社会的コミュニケーション症)」の定義
一方で、医学的な意味でのコミュニケーション障害は、いわゆる「コミュ障」とは別の概念です。
診断基準である『DSM-5』では、コミュニケーションに関する困難は「神経発達症群」のひとつに位置づけられており、言語や会話、社会的なやりとりに関する複数の障害が含まれます。
なかでも「社会的コミュニケーション症」は、場面や文脈に応じた言葉の使い分けが難しい状態を指します。
例えば、次のような困りごとが見られます。
-
会議や商談など、場に応じた言葉遣いへの切り替えが難しい
-
相手の言葉の裏にある意図やニュアンスを読み取るのが苦手
-
冗談や比喩をそのまま受け取ってしまい、会話がかみ合わない
-
話の順序をうまく組み立てられず、要点が伝わりにくい
こうした特性は、本人の努力不足ではなく、脳の情報処理の仕方に関係していると考えられています。
参考:日本精神神経学会 精神科病名検討連絡会「DSM‒5 病名・用語翻訳ガイドライン(初版)」
もしかしてコミュニケーション障害?仕事での困りごと

- コミュニケーションの困りごとは、会議・報連相・雑談・電話対応など様々な場面で現れやすい
- 緊張によって頭が真っ白になったり、返答に時間がかかったりして、言葉が出にくくなることがある
- 曖昧な指示の意図を汲み取ることや、その場で臨機応変に対応することに負担を感じやすい
- 「うまく話せなかった」という経験が積み重なることで、さらに苦手意識や不安が強くなりやすい
「人との関わりが苦手…」といっても、仕事での困りごとは人それぞれです。
ここでは、仕事で起こりやすい具体的な困りごとを7つ紹介します。
会議で頭が真っ白になる・言葉が詰まる
会議中にいきなり振られて、頭の中がフリーズしてしまったことはありませんか?
「準備していたはずなのに、いざ注目されると言葉が出てこない」
そのような悩みを抱えている方は少なくありません。
その場はなんとかやり過ごせても、後から「なんで何も言えなかったんだろう」と一人で振り返ってしまい、次の会議もどんどん怖くなってしまうという悪循環に陥りやすいのも特徴です。
報連相で要点がまとまらず、伝わりにくい
仕事そのものは丁寧にこなせているのに、上司への「報告・連絡・相談(報連相)」になった途端、言葉が出にくくなってしまうケースです。
頭の中では整理できているつもりでも、いざ話そうとすると話の順序がバラバラになったり、説明が長くなったりしがちです。
これは「情報に優先順位をつけて言葉にする」処理が、プレッシャーによって追いつかなくなっている状態とも考えられます。
雑談や会食で気疲れしやすい
業務上の会話はなんとかこなせても、ランチや飲み会などの「雑談」になると、途端にどう振る舞えばいいか分からなくなる方がいます。
雑談は話題がコロコロ変わるうえ、相槌のタイミングや会話に入る間を読む必要があります。正解のないやり取りが続くため「何を話せばいいのか分からない」という緊張が続きやすいです。
その結果、「会食後にぐったり疲れてしまう…」という方も少なくありません。
緊張すると返答に時間がかかる
質問されてから答えるまでに、どうしても「間」が空いてしまうことはありませんか?
決して考えていないわけではなく、むしろ「受け取った情報を正確に理解して、きちんと答えよう」と脳がフル回転している状態なのですが、相手からは「本当に話を聞いてるのか?」と思われてしまうこともあります。
特に緊張する場面では返答を考えるのに時間がかかりやすく、プレッシャーが強いほど沈黙が長くなってしまいがちです。
相手の反応が気になって言い切れず、言葉が止まる
伝えたいことがあっても、「こんなことを言ったら変に思われるかもしれない」という不安から、言葉を途中で飲み込んでしまうことがあります。
相手の顔色や声のトーンに敏感で、少しでも反応が薄いと感じると言葉が止まってしまいやすいです。
発言を控えることで一時的に不安は和らぎますが、「また何も言えなかった」という後悔が残りやすいのも、このパターンの辛さです。
曖昧な指示の意図を汲み取るのが難しい
「いい感じにまとめておいて」「適当に調整しておいて」といった曖昧な指示を受けた時、何をどこまでやればいいのか分からず、作業に手がつけられなくなる方がいます。
指示の意図や期待されていることを汲み取ることが難しく、明確に言語化されないと動き出しにくいのが特徴です。
本来は質問すれば解決できる場面でも、「こんなことを聞いたら呆れられるかもしれない」と躊躇してしまい、結果として作業が止まることも少なくありません。
電話やその場の対応が負担になりやすい
メールやチャットは問題なくこなせるのに、電話や突然の来客対応になると、強い苦手意識を感じる方もいます。
電話はリアルタイムでやり取りが進むため、考える時間がほとんどありません。そのうえ、予想外の質問やその場での判断が求められることも多く、負担を感じやすいです。
こうした状況が重なることで、「電話が鳴るたびに緊張がしてしまう」という状態になりやすいのも特徴です。
医学的に分類されるコミュニケーション障害の主な5つの種類
- コミュニケーション障害はDSM-5で5種類に分類されており、困りごとの現れ方によって診断名が異なる。
- 言語症・語音症・吃音では、「言葉を組み立てる」「発音する」「スムーズに話す」といった部分に困難が生じやすい
- 社会的コミュニケーション症では、場面に応じた話し方や相手の意図を読み取ることが難しくなりやすい
- 診断名がはっきりしない場合でも、実際に困りごとがあるなら支援や対策を検討することが大切
医学的なコミュニケーション障害は、アメリカ精神医学会の診断基準『DSM-5』において、症状の種類ごとに5つに分類されています。
「話す」「言葉を発音する」「会話の流れに乗る」など、困りごとの現れ方によって診断名が異なります。
言語症(言語障害)
言語症とは、語彙・文法・文章や会話の組み立てなど、言語全般の習得や使用に困難がある状態を指します。
具体的には、「言いたいことはあるのに適切な言葉が出てこない」「文章を組み立てようとすると順序がバラバラになる」「相手の言葉の意味を正確に理解することが難しい」といった形で現れます。
こうした症状は、話す・聞く・読む・書くといったあらゆる面に影響を及ぼします。
言語症は子どもの頃に気づかれることが多いですが、軽度の場合は成人になってから初めて診断がつくことも珍しくありません。
語音症(構音障害)
言葉の「音」を正確に発音することが難しい状態を語音症と呼びます。
特定の音がうまく出せなかったり、音が別のものに置き換わったりするため、聞き手に言葉が伝わりにくくなるのが主な特徴です。
例えば、「さ行」や「ら行」の発音が不明瞭になる、「し」が「ち」に聞こえる、といった状態が挙げられます。
これは知能や語彙力の問題ではなく、「音を作るための口の動き」に難しさがあることが原因です。
幼児期に発音の間違いや不明瞭さがあったとしても通常は4~5歳で改善されますが、6歳以降も症状が続く場合は言語聴覚士によるリハビリが有効とされています。
小児期発症流暢症(吃音)
一般的に「吃音(きつおん)」として知られているのが、この小児期発症流暢症です。
言葉の流れが乱れ、音や音節が繰り返されたり、引き伸ばされたり、途中で詰まって言葉が出なくなったりします。
「あ、あ、ありがとうございます」のように最初の音が繰り返される、「あーーりがとう」と音が伸びる、「あ……(無音)りがとう」と言葉が詰まる、といった形で現れます。
「早く話さなきゃ」という緊張や焦りで症状が強くなる傾向があり、特に仕事での電話対応やプレゼンなどで大きな不安を感じることも多いです。
吃音は子どもの頃に発症することが多く、大人になっても症状が続く方は少なくありません。
社会的(語用論的)コミュニケーション症
社会的(語用論的)コミュニケーション症は、言葉そのものは話せても、場面や状況に合わせたコミュニケーションの使い分けが難しい状態を指します。
特定不能のコミュニケーション症
特定不能のコミュニケーション症とは、コミュニケーションに明らかな困難があるにもかかわらず、前述の4つのいずれにも完全には当てはまらない状態を指します。
「複数の症状が混ざっている」「詳細な評価を下すには情報が足りない」といった場合に、この分類が用いられます。
はっきりとした診断名がつかないことで、「自分はどうしてダメなんだろう」と困惑してしまうこともあるかもしれませんが、診断名がどうであれ「実際に困っている事実」があることに変わりはありません。
まずは現状を整理し、自分に合ったサポートや工夫を検討していくことが大切です。
参考:日本精神神経学会 精神科病名検討連絡会「DSM‒5 病名・用語翻訳ガイドライン(初版)」
コミュニケーション障害と発達障害の関係
- コミュニケーションの困りごとは、ASD・ADHD・SLDなどの発達障害の特性として現れることがある
- ASDでは、相手の意図や空気を読み取ること、会話のキャッチボールなどに困難が生じやすい
- ADHDでは、不注意や衝動性の影響によって、話の脱線や報連相の整理の難しさが起こりやすい
- SLDでは、読む・書くことの困難が、メールや報告書作成など仕事上のコミュニケーションに影響することがある
コミュニケーションの困りごとは、発達障害の特性として現れることも多くあります。
「コミュニケーション障害」と「発達障害」は医学的に別々の概念ですが、症状が重なりやすいため、どちらか一方だけの診断がつくこともあれば、両方の特性を併せ持つケースも見られます。
ASD(自閉スペクトラム症)との関係
ASD(自閉スペクトラム症)は、対人コミュニケーションや社会的なやり取りに困難が生じる発達障害です。
コミュニケーション障害のなかの「社会的(語用論的)コミュニケーション症」と症状が非常に似ており、区別が難しいこともあります。
-
言葉の裏にある意図や感情を読み取ることが苦手
-
冗談・皮肉・比喩を文字通りに受け取ってしまう
-
会話のキャッチボールが一方的になりやすい
-
場の空気や「暗黙のルール」を把握するのが難しい
-
相手の表情や声のトーンから感情を読み取ることが難しい
DSM-5の診断基準では、ASD(自閉スペクトラム症)と社会的(語用論的)コミュニケーション症は区別されており、ASD(自閉スペクトラム症)の診断がある場合は社会的コミュニケーション症を別途診断しないとされています。
ADHD(注意欠如多動症)との関係
ADHD(注意欠如多動症)は、不注意・衝動性・多動性を主な特性とする発達障害です。
コミュニケーションそのものの障害とは異なりますが、ADHD(注意欠如多動症)の特性がコミュニケーションの場面での困りごととして現れることが多くあります。
-
相手の話を最後まで聞く前に話し始めてしまう
-
会議や商談中に話題が脱線しやすい
-
報連相で話の優先順位をつけて整理することが難しい
-
頭に浮かんだことをそのまま口にしてしまい、誤解を招く
-
複数のことを同時に処理しながら会話を続けることが苦手
ADHDの場合、「話す能力」や「言葉の理解」そのものに問題があるわけではなく、注意の制御や衝動のコントロールが難しいことでコミュニケーションに支障が出るという構造になっています。
SLD(限局性学習症)との関係
SLD(限局性学習症)は、知的能力全般に問題はないにもかかわらず、「読む」「書く」「計算する」といった特定の学習スキルに著しい困難がある発達障害です。
SLD(限局性学習症)とコミュニケーション障害の直接的な関連は、ASD(自閉スペクトラム症)やADHD(注意欠如多動症)ほど強くはありませんが、読み書きの困難がコミュニケーションの場面に影響するケースがあります。
SLDの困りごとは「努力不足」と誤解されやすく、職場での人間関係を悪化させる一因となることがあります。
大人の発達障害とは?症状の特徴・診断の流れを解説
参考:小石川東京病院精神科 丹治 和世「成人発達障害のコミュニケーション障害」
こころの情報サイト「発達障害(神経発達症)」
コミュニケーションに困りごとを感じるその他の障害
- コミュニケーションの困りごとは、発達障害だけでなく、うつ病や社交不安症など後天的な障害によって生じることもある。
- うつ病や適応障害では、気力や思考力の低下によって、会話や報連相が難しくなりやすい
- 社交不安症では、「失敗したらどうしよう」という強い不安から、人前での発言や電話対応に大きな負担を感じやすい
- 聴覚情報処理障害では、「聞こえているのに理解できない」状態が起こり、会議や電話で困りごとが生じやすい
コミュニケーションの困りごとは、発達障害だけに限りません。
うつ病や社交不安症など、後天的に生じる精神的な障害が背景にあるケースも見られます。
発達障害との大きな違いは、「生まれつきの特性」ではなく、「症状の経過のなかでコミュニケーションに支障が出る」という点です。
うつ病・適応障害
うつ病や適応障害では、気力や思考力の低下によって、コミュニケーションに支障が出ることがあります。
うつ状態になると、そもそもエネルギー自体が落ちてしまうので、考えて言葉を発することも困難になります。
会話への意欲が湧かず、短い受け答えしかできなくなったり、会話の途中で思考が止まってしまったりすることも少なくありません。
また、思考のスピードが低下することで、報連相や会議での発言に時間がかかるようになります。
その結果、「最近元気がない」「何を考えているかわからない」と周囲に受け取られてしまうこともあります。
適応障害は、職場環境や人間関係など、ストレスとなる原因が明確であり、それに対して気分の落ち込みや不眠などの心身の反応が起こる状態です。
特にストレスの原因が対人関係にある場合、コミュニケーションの場面で症状が強まりやすく、さらに負担が増えるという悪循環に陥ることもあります。
社交不安症(社交不安障害)
社交不安症は、人前での発言や他者からの評価を過度に恐れてしまう状態が続く不安症の一つです。
かつては「社交恐怖」と呼ばれていました。
特徴的なのは、注目を浴びる場面で強い不安と身体反応が出やすい点です。
会議での発言や上司への報告、電話対応などの場面で、動悸や発汗、声の震えといった症状が現れることがあります。
「失敗したら恥をかくかもしれない」「変に思われるのではないか」といった不安が強く、発言を避けることでその場をやり過ごそうとすることもあります。
その結果、周囲からは「消極的な人」と誤解されてしまうケースも少なくありません。
聴覚情報処理障害
聴覚情報処理障害(APD:Auditory Processing Disorder)は、聴力検査では異常が見られないにもかかわらず、耳から入った音声を脳がうまく処理できない状態を指します。
日本ではまだ認知度が高いとは言えず、気づかれにくい特性の一つです。
主な困りごととしては、次のようなものがあります。
-
騒がしい場所での会話が特に聞き取りにくい
-
複数人が同時に話す会議で、内容を整理できない
-
言葉は聞こえているのに、意味の理解が追いつかない
-
電話での聞き取りが対面よりも難しい
このように「聞こえているのに理解できない」という状態は、本人にも周囲にも原因が伝わりにくい特徴があります。
そのため、「ちゃんと聞いていない」「注意力が足りない」と誤解されてしまうことも少なくありません。
コミュニケーション障害の原因は?
- コミュニケーション障害の原因は一つではなく、複数の要因が関係すると考えられている
- 脳機能・遺伝・環境などが影響している可能性がある
- 文化や社会環境によって「困りごと」の現れ方が変わることもある
- 努力不足ではなく、自分に合った工夫や理解が大切
「なぜこのような困りごとが起こるのか」は、多くの方が気になるポイントではないでしょうか。
ただ、コミュニケーション障害(社会的コミュニケーション症)の原因は現時点でははっきりとは分かっていません。
現在は、以下のような複数の要因が関係している可能性があるとされています。
-
脳の機能的な特性
-
遺伝的な要因
-
環境的な要因
また、社会文化的な要因も考えられます。例えば日本では社会の中で”空気を読む”要求が高いのでそれが苦手であると障害のように見られやすいことがあります。逆に、文化が違えばそこまで問題にならないこともあります。
「自分の努力が足りないせいだ」「育て方が悪かったのかも」と感じてしまうこともあるかもしれませんが、こうした困りごとはそれだけで説明できるものではないと考えられています。
まずは「自分の特性」を知り、自分に合った工夫を少しずつ見つけていくことが大切です。
仕事でのコミュニケーションの困りごと対策
- コミュニケーションは「型」を決めることで負担を減らしやすくなる
- PREP法や報連相テンプレを使うと話を整理しやすい
- 曖昧な指示は「期限・優先度・完成形」を確認するとズレを防ぎやすい
- 会議準備や雑談の型を用意しておくと緊張を和らげやすい
コミュニケーションの困りごとは、工夫次第で仕事上の負担を軽くできることがあります。
「話し方を根本から変える」必要はなく、型やテンプレートを活用してやり取りを仕組み化することがポイントです。
ここでは、明日からすぐに実践できる対策を6つ紹介します。
「PREP法」を意識して結論から伝える
報連相や会議で「結局、何が言いたいのかわからない」と言われてしまう場合は、話の構造を整えることが大切です。そのときに役立つのが「PREP法」です。
PREP法では、以下の順番で話を組み立てます。
| 頭文字 | 意味 | 内容 |
|---|---|---|
| P | Point(結論) | 最初に「〇〇です」と結論を述べる |
| R | Reason(理由) | 「なぜならば〜」と理由を続ける |
| E | Example(例) | 「たとえば〜」と事実や数字で補足する |
| P | Point(結論) | 「以上の理由から、〇〇です」と締める |
資料作成は、予定通り進んでいます。
昨日までに必要なデータをすべて集め終わったためです。
現在はスライドにまとめる作業を進めていて、全体の7割ほど完成しています。
このままいけば、明日の午前中には提出できる見込みです。
最初のうちは、話す前にこれらをメモに書き出しておくと、緊張しても話の軸がブレにくくなります。
報連相はテンプレで対応する
報連相のたびに「何をどう伝えるか」をゼロから考えていると、それだけで疲れてしまいます。
あらかじめ自分なりのテンプレートを決めておき、事実を当てはめる形にすることで負担を減らせます。
〇〇の件、ご報告します。現状は△△です。懸念点として□□がありますが、対応策として〜を考えています。
〇〇についてご連絡します。内容は△△です。対応期限は〜ですので、確認いただけますか。
〇〇の件でご相談があります。状況は△△で、〜という点で判断に迷っています。A案とB案、どちらが良いでしょうか。
テンプレートは使いながら調整していくのがおすすめです。手元にメモとして持っておくだけでも、緊張している場面で整理しやすくなります。
指示は「期限・優先度・完成形」を確認する
「いい感じにやっておいて」「適当に調整して」など曖昧な指示をそのまま受け取ってしまうと、作業が止まったり認識のズレが生じたりしやすくなります。
そこで、「期限・優先度・完成形」の3点を意識して確認してみましょう。
いつまでに必要ですか?
対応中の〇〇と、どちらを優先すればよいでしょうか?
〜のようなメモ形式でまとめればよいですか?
「聞き返したら迷惑かも」と感じるかもしれませんが、最初に確認しておくことでやり直しを防ぐことができます。結果的に、スムーズに仕事を進めることにもつながります。
認識ズレを防ぐために「要点を復唱」する
指示を受けた後、自分が理解した内容を相手に向けて短く繰り返す「復唱」も効果的です。
「来週〇日の会議に向けて、△△の内容を〜の形式でまとめる、という理解で合っていますか?」というように、自分の言葉で言い換えて確認してみましょう。
この過程で「あ、そこまでやらなくていいよ」といった修正がその場でできれば、無駄なやり直しを減らすことができます。
会議前に「要点メモ・想定質問」準備をする
会議で頭が真っ白になってしまう方は、事前の準備が有効です。
発言内容を完璧な文章にする必要はありません。キーワードを箇条書きにして手元にあるだけで、安心感につながります。
「これを聞かれそうだな」という質問を3つほど考え、答えを一言用意しておきましょう。「準備したものが出た!」という感覚が、緊張を和らげてくれます。
まずは「一回だけ発言する」など、小さな目標から始めてみるのも良い方法です。
雑談の型を用意する
雑談を苦手とする方の多くは、「何を話せばいいかわからない」という状態に陥りがちです。その場で一から話題を考えようとすると負担が大きくなるため、あらかじめ“雑談の型”を用意しておくことが大切です。
例えば、次のような定番テーマを押さえておくと会話のきっかけを作りやすくなります。
| テーマ | 内容 | 例 |
|---|---|---|
| 今日・最近のこと | 直近の出来事や仕事の進捗など | 今日のランチ、今週の予定 |
| 一般的な話題 | 天気・ニュース・季節の話題など | 今日の天気、最近のニュース |
| 気になっていること | 最近興味を持っていること・話題になっていること | 新しい趣味、SNSで見た話題 |
| 食べ物・お店 | ランチ・カフェ・おすすめのお店など | 美味しいラーメン屋、新しいカフェ |
また、自分から話題を出すことが難しい場合は、相手に質問して話を引き出す方法も有効です。「最近、〇〇さんはどうですか?」「〜はもう試しましたか?」のように、相手が答えやすい質問を1つ持っておくだけで、会話のきっかけになります。
雑談は無理に盛り上げる必要はありません。短いやり取りでも十分と考えるだけで気持ちが少し楽になります。
自分だけの対処で限界だと感じたら…
- 仕事への影響が大きい場合は、一人で抱え込まず周囲へ相談することが大切
- 上司には「どの場面で何に困っているか」を具体的に伝えると調整されやすい
- 受診によって困りごとの背景が整理され、自己理解につながることがある
- 診断の有無に関係なく、就労支援や専門的サポートを受けやすくなる
仕事での工夫を試みても、「どうしても改善しない」「毎日が辛くて限界に近い」と感じるときは、一人で抱え込まずに周囲に助けを求めることが大切です。
ここでは、具体的に取れる2つの方法を紹介します。
まずは上司に相談する
職場でのコミュニケーションの困りごとが業務に影響している場合、上司に相談することで状況が改善することがあります。
「どう伝えればいいかわからない」と感じるかもしれませんが、困りごとを言葉にして共有することで、業務の進め方を調整してもらえる可能性があります。
相談する際は、「コミュニケーションが苦手です」といった抽象的な伝え方ではなく、具体的な場面と困りごとをセットで伝えるのがポイントです。
会議で突然意見を求められると頭が真っ白になり、うまく発言できないことがあります。事前に議題を共有していただけると助かります。
口頭での指示を正確に受け取ることが苦手なため、可能であればメモや文面でも残していただけるとミスを減らせると思います。
上司への相談が難しい場合は、人事部門や産業カウンセラーなどの相談窓口を利用する方法もあります。
病院に受診するのも1つの選択
工夫をしても改善が難しい場合や、「コミュニケーション障害や発達障害の可能性があるかもしれない」と感じている場合は、医療機関への相談を検討するのも一つの方法です。
受診することで得られるメリットとして、主に以下の3つが挙げられます。
-
困りごとの背景がわかる
専門家による評価を受けることで、「努力不足ではなく特性だった」と分かるだけで自己嫌悪が和らぐ方も多いです。
-
合理的配慮を求めやすくなる
診断書があれば、職場に対して正式な配慮(報告方法の指定など)を依頼しやすくなる場合があります。
-
適切なサポートにつながる
診断の有無にかかわらず、専門機関を通じてコミュニケーションの訓練や就労支援などのサポートを受けやすくなります。
「受診するほどではないかも」と迷うこともあると思います。
無理に受診を決める必要はありませんが、困りごとが続いているなら、誰かに相談してみるだけでも状況が変わることがあります。
まずは話を聞いてもらうところから始めてみてもいいかもしれません。
コミュニケーション障害は何科に相談すればいいの?
- 対人面の困りごとは精神科・心療内科が主な相談先になる
- 発音や吃音の悩みは耳鼻咽喉科や言語聴覚士による支援が中心
- 受診では問診や心理検査を通して困りごとの背景を整理していく
- 治療はSSTや認知行動療法など、困りごとに合わせて組み合わされる
「病院に行こうと思っても、どの科に行けばいいかわからない」という方は少なくありません。
コミュニケーション障害は症状の種類によって相談先が異なるため、まず自分の困りごとの中心がどこにあるかを整理することが受診の第一歩になります。
心療内科?精神科?
社会的コミュニケーション症など、対人面の困りごとが中心の場合は、精神科または心療内科が主な相談先になります。
最近ではメンタルクリニックと呼ばれるところも増えていますが、実際には精神科や心療内科と同じような診療を行っていることが多く、名称だけで大きく役割が異なるわけではありません。まずは通いやすさや予約の取りやすさを基準に選ぶことも一つです。
一方で、語音症や小児期発症流暢症については、耳鼻咽喉科やリハビリテーション科が診断・支援の窓口となります。こうしたケースでは「言語聴覚士」によるリハビリが中心になるため、専門職が在籍している医療機関を選ぶことがポイントです。
診断の流れ
医療機関を受診した場合、一般的には以下のような流れで進みます。
困りごとの内容や、いつ頃から・どんな場面で起きるのかを医師に伝えます。幼少期の様子を聞かれることも多いため、事前にこれまでの経過を簡単にメモしておくと、スムーズに話しやすくなります。
発達障害が疑われる場合は、知能検査や認知機能の検査が行われることがあります。検査は複数回に分けて実施されることもあります。
検査結果をもとに、医師から説明があります。
コミュニケーションの困りごとは他の特性と重なりやすく、はっきりとした診断がつかないこともあります。また、経過のなかで診断が変わるケースも珍しくありません。
そのため、「診断名がつかなかった=問題がない」というわけではなく、困りごとに合ったサポートを見つけていくプロセスとして受診を捉えることが大切です。
主な治療法
コミュニケーション障害の治療は、症状の種類や背景によって異なります。
「コミュニケーション障害だからこの治療」という一律の方法はなく、それぞれの困りごとに合わせて治療方法が組み合わされます。
言語聴覚士のもとで、正しい発音を作るための口や舌の動かし方を練習します。
継続的な練習によって改善が見込めるケースがあります。
語彙を増やしたり、文章の組み立て方を練習したりするリハビリが行われます。
言語聴覚士や作業療法士が支援を担うことが多いです。
「この場面ではこう返す」という対応パターンをあらかじめ準備し、繰り返し練習します。
細かいルールや手順を明示することで、暗黙のルールが読み取りにくい方でも安心して行動しやすくなります。
実際の会話を想定した練習を行う方法です。
ロールプレイ(実演練習)を通して、「こういう言い方だと伝わりやすい」といったコツを体感的に学べます。
「失敗したら終わり」といった極端な考え方のクセを見直し、より柔軟に受け止められるようにしていく心理療法です。
不安の軽減を目的に、SSTと組み合わせて行われることもあります。
コミュニケーション障害そのものを根本的に治す薬は現時点では存在しません。
背景にADHD(注意欠如多動症)や社交不安症・うつ病などが併存している場合は、それらの症状を和らげる薬が処方されることがあります。
SST(ソーシャルスキル・トレーニング)とは?
コミュニケーションでの仕事の困りごとについて相談できる支援
- コミュニケーションの困りごとは病院・自治体・就労移行支援などで相談できる
- 病院では原因や特性を整理し、必要な治療や支援につなげられる
- 自治体の窓口は「どこに相談すればいいかわからない」ときの入口として利用しやすい
- 就労移行支援では働き方やコミュニケーションの練習をしながら就職を目指せる
コミュニケーションの困りごとは、一人で抱え込まずに外部の支援を活用することで、状況が大きく変わることがあります。支援機関にはそれぞれ役割の違いがあるため、自分の困りごとや状況に合った窓口を選ぶことが大切です。3つ紹介します
病院
コミュニケーションの困りごとの背景に、コミュニケーション障害や発達障害・社交不安症・うつ病・適応障害などが関係している可能性がある場合、医療機関への相談がひとつの選択肢となります。
相談先の目安
| 困りごとの内容 | 相談先 |
|---|---|
| 発達障害・社交不安症・うつ病などが疑われる | 精神科・心療内科・メンタルクリニック |
| 発音の不明瞭さ・吃音 | 耳鼻咽喉科・リハビリテーション科(言語聴覚士在籍施設) |
「原因をはっきりさせたい」「専門家の意見を聞きたい」という場合に向いています。
自治体の窓口
「いきなり病院に行くのはちょっと不安…」「どこに相談すればいいか分からない」という場合は、自治体の相談窓口を利用するのも一つの方法です。
各自治体の障害福祉窓口では、現在の困りごとを整理しながら、利用できる支援制度や機関を案内してもらえます。医療だけでなく、生活面や就労に関するサポートも含めて相談できるのが特徴です。
診断を受けるか迷っている段階でも利用できるため、最初の相談先として使いやすい窓口です。
就労移行支援
仕事に関する悩みが大きい場合は、就労移行支援の利用も選択肢の一つです。
就労移行支援は、障害や体調面に不安のある方が一般就労を目指すための福祉サービスで、働くための準備から就職後のフォローまでサポートを受けられます。
例えば、「指示が重なると混乱しやすい」「報告がうまくまとめられない」といった困りごとに対して、具体的な対処方法を整理しながら練習することができます。
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自分の特性や得意・不得意の整理
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コミュニケーションや仕事の進め方のトレーニング
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生活リズムの安定や体調管理のサポート
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体調や特性に合った仕事・職場環境の探し方のサポート
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応募書類の添削や面接練習
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職場実習や就職後の定着支援
こうした支援を通して、「どうすれば働きやすくなるか」を具体的に整理しながら進めていけるのが特徴です。
そのため、
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職場でのコミュニケーションに繰り返し困りごとがある
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自分に合った働き方を見つけたい
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体調や自信に不安がある中で就職を目指したい
といった方に向いています。
就労移行支援manaby(マナビー)について
就労移行支援manaby(マナビー)では、コミュニケーションの困りごとや特性など、働くことへの様々な不安を抱えている方の相談を受け付けています。
就労移行支援manaby(マナビー)では、次のような特徴があります。
コミュニケーション障害に関するよくある質問
コミュニケーション障害についてよく寄せられる疑問をまとめました。
コミュニケーション障害とは何ですか?「コミュ障」とは違いますか?
「コミュ障」は、会話や対人関係が苦手な状態を指すネットスラングで、医学的な診断名ではありません。性格や気質を表す言葉として、日常的に使われています。
一方で、医学的な「コミュニケーション障害」は、DSM-5(アメリカ精神医学会の診断基準)に基づく神経発達症のひとつです。
言語・発音・会話の流れ・場面に応じた言葉の使い分けなどに困難がある状態を指し、専門家による評価と診断が必要です。そのため、「自分はコミュ障かも」という感覚と医学的な診断は一致しないこともあります。
大人になってからコミュニケーション障害が分かることはありますか?
はい、大人になってから気づくケースは珍しくありません。
学生時代は周囲のサポートや環境によって困りごとが目立ちにくいことがありますが、就職や異動など環境が変わることで職場でのコミュニケーションの難しさに気づくことがあります。
発達障害とコミュニケーション障害はどう違いますか?
発達障害は、ASD(自閉スペクトラム症)・ADHD(注意欠如多動症)・SLD(限局性学習症)などを含む広い概念で、コミュニケーション以外の特性も含まれます。
一方、コミュニケーション障害は、言語や会話といった「コミュニケーションの部分」に特化した診断カテゴリーです。
コミュニケーション障害は何科に相談すればいいですか?
困りごとの内容によって、相談先は異なります。
会話のやり取りや対人面の困難が中心であれば、精神科や心療内科が相談先になります。一方で、発音の不明瞭さや吃音が主な場合は、耳鼻咽喉科やリハビリテーション科(言語聴覚士がいる医療機関)が適しています。
「どこに行けばいいかわからない」という場合は、まず相談窓口を利用するのも一つの方法です。
仕事で困る場合、職場に伝えるべきですか?
伝えるかどうかは、ご自身の状況や職場の環境によって判断して構いません。
必ずしも伝える義務はありませんが、伝えることで配慮を受けやすくなる場合があります。
コミュニケーション障害かもと思ったら、まずは職場でできる小さな対策から始めよう
コミュニケーション障害とは、人とのやり取りの中で、話すことや理解することに困りごとや負担が生じる状態を指します。
仕事では、会議で言葉がうまく出てこない、報連相がうまくまとまらない、雑談や電話のストレスが大きく負担になるなど、様々な場面で困りごとが起こりやすくなります。
こうした困りごとは、「うまくやろう」と意識するほどかえって緊張感が高まり負担が大きくなることもあります。完璧を目指すのではなく、「6割伝わればOK」くらいに基準を下げることで、緊張感が和らぐこともあります。
そのため大切なのは、やり方を根本から変えることではなく、迷わず対応できる“型”や“仕組み”を持つことです。
自分のやり方を無理に変えるのではなく、状況に応じて判断に迷わず動ける工夫を取り入れていきましょう。少しずつでも「できた経験」を積み重ねることで苦手意識は徐々に弱まっていき、日々のコミュニケーションは少しずつ楽になっていきます。
