うつ病経験者227人に聞いた!夏バテで一番つらい症状は?
毎年夏になると、暑さで体がだるくなる「夏バテ」に悩まされる方は少なくありません。
特にうつ病のある方の中には夏バテの症状が出ると、うつ症状まで強くなるように感じる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、うつ病のある227名を対象に夏バテの症状とうつ病の症状の関係についてアンケート調査しました。
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アンケート概要

調査内容:「夏バテの症状とうつ病の症状の関係」に関するアンケート調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2026年8月3日~2026年8月17日
調査人数:227名(男性110名 女性117名)
年代:20代(24名)・30代(79名)・40代(83名)・50代(35名)・60代以上(6名)
- 年齢を選択してください。
- 性別を選択してください。
- 夏バテの症状があるとき、うつ病の症状も普段より強くなると感じますか。
- 夏バテの症状があるとき、最もつらくなる症状を教えてください。
- 具体的なエピソードがあれば、教えてください。
- 夏バテの症状を軽減するために行っている対策を教えてください。
夏バテの症状があると、うつ病の症状も強くなると感じる方は9割以上

- やや感じる 52.0%(118票)
- とても感じる 38.3%(87票)
- あまり感じない 7.5%(17票)
- まったく感じない 2.2%(5票)
※小数点第2位以下は四捨五入
「やや感じる」52.0%(118票)と「とても感じる」38.3%(87票)を合わせると、90.3%(205票)にのぼることが分かります。
「あまり感じない」7.5%(17票)、「まったく感じない」2.2%(5票)と回答した方は合わせても1割に届かず、夏バテとうつ症状の悪化を結びつけて感じている方が多数派のようです。
暑さによる体の不調が、そのままメンタル面の不調にもつながりやすいことが見えてきました。
夏バテで最もつらいのは「何かをしようという気力が湧かなくなる」

- 何かをしようという気力が湧かなくなる 33.0%(75票)
- 睡眠が乱れる(眠れない・眠りが浅い・寝すぎてしまう) 24.7%(56票)
- 気分の落ち込み・不安感・イライラが強くなる 20.3%(46票)
- 集中できない・考えがまとまりにくい 10.6%(24票)
- 食欲が低下する 9.3%(21票)
- 特にない 1.8%(4票)
- その他 0.4%(1票)
※小数点第2位以下は四捨五入
最も多かったのは「何かをしようという気力が湧かなくなる」33.0%(75票)で、次いで「睡眠が乱れる」24.7%(56票)、「気分の落ち込み・不安感・イライラが強くなる」20.3%(46票)と続きました。
気力の低下や睡眠の乱れ、気分の落ち込みといった、うつ病の症状ともよく似た項目が上位を占めていることが分かります。
夏バテそのものの体調不良と、うつ病の症状が重なり合って、つらさが増しているといえそうです。
「気力が湧かない」と感じる人ほど、「とても感じる」と回答した割合が高い

- 何かをしようという気力が湧かなくなる 52.0%(39票)
- 気分の落ち込み・不安感・イライラが強くなる41.3%(19票)
- 睡眠が乱れる(眠れない・眠りが浅い・寝すぎてしまう) 35.7%(20票)
- 食欲が低下する 28.6%(6票)
- 集中できない・考えがまとまりにくい 12.5%(3票)
※小数点第2位以下は四捨五入
※全体(227名)の「とても感じる」の割合は38.3%(87名)
最もつらい症状として「何かをしようという気力が湧かなくなる」を挙げた方は、52.0%(39名)が「とても感じる」と回答しており、全体の38.3%より高い結果となりました。
一方で、「集中できない・考えがまとまりにくい」を挙げた方は12.5%(3名)にとどまり、5つの症状の中で最も低い割合でした。
気力の低下や気分の落ち込みを最もつらいと感じている方ほど、うつ病の症状そのものが強まっていると実感しやすい傾向があるといえそうです。
夏バテとうつ症状が重なったときのつらいエピソード
最も辛いのは絶望的な全身の怠さです。暑さと抑うつで体が鉛のように重く、水を飲むためにベッドから起き上がることすらできません。
身体が夏バテでさらに重くなり、生活するパワーが余計に必要になってしまって動けなくなる。夏バテにより食事も乱れるため、力がなくなる
食欲がなくなること、家から出られなくなるほどしんどくなることがあるため、またうつ病が重い時期のしんどさに戻ってしまうのではないかという不安が強く、外に出ることさえおっくうになる毎日である。
役所等、電話をしないといけない所に何て話していいのか?言葉が伝わらず困った事があります。誰とも話したくなくなり、一人の時間が嬉しくなったりします。
真夏の時期になると、夜に部屋がなかなか冷えず、寝つきが悪くなることがあります。眠れない日が続くと、翌日の日中に頭が重く感じたり、気分が沈みやすくなったりして、普段よりも仕事に集中できなくなります。特に去年の夏は、寝不足が続いたことで朝起きるのがつらくなり、通勤前に動く気力がほとんど出ない日がありました。
普段から浅いけど、夏は浅いし、ゴロゴロして寝付けない。昼間も暑くて、眠れない…。
うつと夏バテ状態のため、集中力や理解力が低下し、仕事でのミスがうつだけの時よりも増えた。
暑い日が続くと食事を作ることや食べること自体が面倒に感じることがあります。特に昼間の暑さで体力を消耗した日は、夕食の時間になってもあまりお腹が空かず、簡単な食事で済ませてしまうことが増えます。その結果、さらに疲れやすく感じることがあります。
寄せられたコメントを見ると、暑さで体がだるくなるだけでなく、気力が湧かない、眠れない、気分が落ち込むといった、うつ病の症状そのものが強まったと感じている方が多いことが分かります。
布団から起き上がれないほどの倦怠感や、食欲がほとんどなくなってしまうという声もありました。
夏の暑さがきっかけとなって、心と体の不調が連鎖しやすくなっていることが背景にあると考えられます。
その夏バテ、どうやって乗り切ってる?
とにかく冷房はガンガンにしている
エアコンは我慢せずに入れる。水分と一緒に塩分も取る。用事は涼しい時間帯に済ませる。
冷えすぎないようエアコンの温度設定に気をつけたり、喉が乾く前にこまめに水分補給を行っています。また、食欲が落ちないようサッパリしたものを工夫して食べ、睡眠時間をしっかり確保するようにしています。
湯舟につかって、できるだけリラックスするようにしています。また、家族がいない時はテレビはオフにして、ヒーリングミュージックを聴いて心を落ち着かせるようにしています。
マインドフルネス、運動は必ずやっています。特に夏はストレス値も高くなりがちなので、汗をかいて怒りや悲しみなどを手放せるよう努力して対策しています。
冷たい飲み物だけに頼らないようにし、温かいスープや消化の良い食事を取り入れています。また、食欲がない時でも少量でも栄養を取れるよう、卵や魚、豆腐などのたんぱく質を意識しています。睡眠不足にならないよう、夜はできるだけ早めに休むようにしています。
とにかく涼しいところで過ごすこと、周りの雰囲気やペースに合わせて何かを頑張りすぎないことを対策としています。
寄せられた対策を見ると、エアコンや扇風機で室温を整える方が多く、水分・塩分をこまめに摂るという声も多く挙がっていました。
入浴で体を温める、軽い運動やマインドフルネスでリラックスするといった工夫をしている方も見られました。
頑張りすぎずに周りのペースに合わせるという声もあり、無理をしないことも大切なポイントのようです。
夏バテの症状は、うつ病のある方の多くにとって気分や気力にも影響する大きな負担だった
夏バテの症状があるとき、うつ病の症状も普段より強くなると感じる方は、合わせて90.3%(205票)にのぼることが分かりました。
中でも多かったのは「何かをしようという気力が湧かなくなる」という症状で、33.0%(75票)と最も多くの方が挙げていました。
次いで「睡眠が乱れる」24.7%(56票)、「気分の落ち込み・不安感・イライラが強くなる」20.3%(46票)と続き、心と体の両方に負担がかかっていることが分かります。
最もつらい症状別に見ると、「何かをしようという気力が湧かなくなる」を挙げた方の52.0%(39名)が「とても感じる」と回答しており、症状によってうつ病の悪化を強く感じる度合いには差があることも分かりました。
寄せられたコメントからは、布団から起き上がれないほどの倦怠感や、眠れない夜が続く不安、食欲がほとんどなくなってしまうといった声も見えてきました。
その対処法としては、エアコンや扇風機で室温を整える、水分と塩分をこまめに摂る、入浴で体を温めて自律神経を整えるといった工夫がみられます。
夏バテとうつ病の症状は、互いに影響し合いながら、つらさを大きくしてしまうことがあると考えられます。
暑さで心身の調子を崩しやすい時期だからこそ、無理をせず、自分に合った対策を取り入れながら過ごすことが大切なポイントだといえそうです。